【今日から実践】毎月いくら貯金する?目標別「貯蓄額」と無理なく続ける5つのコツ


先輩って月にどのぐらい貯金するんですか?

そうね、3万ずつぐらい銀行にたまっていくわね。

聞き方が悪かったですね、月にどのくらい貯蓄に回すんですか?

……
「毎月、いくら貯金すればいいんだろう?」 「もっと貯めたいけど、結局いくら貯められるんだろう…」
そう思っていませんか?貯蓄はしたいけれど、具体的に「月にいくら」貯めるべきか、その目安が分からずに悩んでいる人は少なくありません。漠然と貯めようとしても、なかなか続かなかったり、目標を見失ってしまったりしがちですよね。
この記事では、あなたの手取り収入や目指す目標額に合わせて、「毎月いくら貯金すればいいのか」を具体的に解説します。 さらに、貯蓄が苦手な方でも無理なく、そして楽しく貯金を続けられる5つのコツもご紹介。
今日からあなたにぴったりの貯蓄目標を見つけて、着実に未来のための資産を築いていきましょう!
なぜ「毎月いくら貯めるか」を明確にする必要があるの?
貯蓄を成功させるために、具体的な目標額を設定することは非常に重要です。
- モチベーション維持: 「毎月〇万円貯める!」という明確な目標があれば、日々の支出に意識が向きやすくなり、モチベーションを維持できます。
- 達成への道筋が明確に: 漠然と貯めるよりも、目標額から逆算することで、いつまでにいくら貯めればいいのかが分かり、具体的な行動計画を立てられます。
- 無駄遣いの防止: 毎月の貯蓄目標があることで、「これは貯蓄を優先すべきか、消費すべきか」という判断基準が生まれます。
あなたはどのタイプ?「毎月の貯蓄額」目標の目安
毎月いくら貯蓄すべきかは、手取り収入やライフステージ、そして目指す目標によって異なります。まずは、一般的な目安を参考に、あなたにぴったりの目標額を見つけてみましょう。
1. 【基本の目安】手取り収入の10%~20%
多くの家計の専門家が推奨する基本的な目安が、**手取り収入の10%~20%**を貯蓄に回すことです。
手取り月収(例) | 毎月の貯蓄目安(10%) | 毎月の貯蓄目安(20%) |
20万円 | 2万円 | 4万円 |
25万円 | 2.5万円 | 5万円 |
30万円 | 3万円 | 6万円 |
35万円 | 3.5万円 | 7万円 |
まずはこの基本の目安からスタートし、家計の状況に合わせて調整していきましょう。
2. 【目標別】「いつまでにいくら貯める?」から逆算する
具体的な目標額と達成時期が決まっている場合は、そこから毎月の貯蓄額を逆算できます。
- 目標:100万円貯める場合
達成したい期間 | 毎月の貯蓄額 |
1年(12ヶ月) | 約8.3万円 |
2年(24ヶ月) | 約4.2万円 |
3年(36ヶ月) | 約2.8万円 |
- 目標:300万円貯める場合
達成したい期間 | 毎月の貯蓄額 |
3年(36ヶ月) | 約8.3万円 |
5年(60ヶ月) | 5万円 |
10年(120ヶ月) | 2.5万円 |
- 目標:500万円貯める場合
達成したい期間 | 毎月の貯蓄額 |
5年(60ヶ月) | 約8.3万円 |
7年(84ヶ月) | 約6万円 |
10年(120ヶ月) | 約4.2万円 |
(※利息や運用益は含まず、純粋な積立額で計算しています)
3. 【ライフステージ別】平均的な貯蓄ペース
年代や家族構成によって、貯蓄の目的やペースは変わってきます。
- 20代:
- 目安: 月2万~5万円(手取りの10%~20%)
- 目的: 生活防衛資金の確保、自己投資、結婚・引っ越し資金など。
- ポイント: 収入が少なくても、早く始めるほど複利効果は大きいです。
- 30代:
- 目安: 月3万~8万円(手取りの15%~25%)
- 目的: 住宅購入頭金、出産・育児費用、子どもの教育資金など。
- ポイント: ライフイベントが重なり支出が増えやすい時期ですが、貯蓄の習慣化が重要です。
- 40代~50代:
- 目安: 月5万~10万円以上(手取りの20%以上)
- 目的: 老後資金、子どもの教育費、住宅ローンの繰り上げ返済など。
- ポイント: 収入がピークを迎えるため、最後の貯め時です。iDeCoやNISAの活用を最大限に進めましょう。
無理なく続く!毎月貯金を習慣化する5つのコツ
毎月の貯蓄目標が決まったら、いよいよ実践です。貯蓄が苦手な方でも無理なく、楽しく続けられるコツをご紹介します。
コツ1:何よりも「先取り貯蓄」を徹底する!
貯蓄の基本中の基本です。給料が振り込まれたら、まず貯蓄分を別の口座に自動で移す「先取り貯蓄」を徹底しましょう。
- おすすめの方法:
- 会社の財形貯蓄制度: 給料から天引きされるため、意識せず貯まります。
- 銀行の自動積立定期預金: 毎月指定した日に、普通預金から自動で積立口座へ振り替えてくれます。
- NISA・iDeCoの積立設定: これらも自動積立が可能で、税制優遇も受けられます。
- ポイント: 「残ったら貯金」ではなく、「先に貯金して、残ったお金で生活する」という意識を持つことです。
コツ2:家計の「見える化」でムダをなくす!
自分のお金が何にどれだけ使われているかを知ることは、節約の第一歩です。
- 家計簿アプリを活用: マネーフォワードMEやZaimなどの家計簿アプリを使えば、銀行口座やクレジットカード、電子マネーと連携して、自動で支出を記録・分類してくれます。何にいくら使っているかが「見える化」されることで、無駄な支出が見えてきます。
- レシートを記録する習慣: 連携できない現金払いなどは、レシートをアプリで撮影したり、手書きで記録したりする習慣をつけましょう。
コツ3:固定費を「真っ先に」見直す!
一度見直せば、毎月継続的に節約効果が出るのが「固定費」です。ここを削減できれば、月々の貯蓄額を劇的に増やせます。
- 通信費: 格安SIMへの乗り換えや、インターネット回線のプラン見直し。
- 保険料: 不要な保障を見直し、公的保障でカバーできる部分を理解した上で、本当に必要な保険だけを選び直す。
- サブスクリプションサービス: 利用していない動画配信サービスやアプリの定額課金があれば、すぐに解約。
- 住居費: 可能であれば、家賃の安い物件への引っ越しや、住宅ローンの借り換えも検討。
コツ4:ストレスゼロを目指す「ゲーム感覚」貯蓄術
貯蓄が苦手な方は、遊びの要素を取り入れると続きやすくなります。
- 365日貯金: 1から365までの数字が書かれたシートを使い、毎日いずれかの金額(1円~365円)を貯金箱に入れて、貯めたら数字を塗っていく。全て塗りつぶせば66,795円貯まります。
- 500円玉貯金: 500円玉がお財布に入ったら、専用の貯金箱に入れるだけ。気づけばまとまった金額になります。
- 費目別予算ゲーム: 食費や娯楽費など、特定の費目に予算を設定し、その範囲内でやりくりするゲーム感覚で楽しみます。達成できたら、その一部を自分へのご褒美(少額の贅沢)に回すのも良いでしょう。
コツ5:貯蓄口座は「分けて管理」&「目的を決める」!
貯蓄用のお金と生活費のお金をきっちり分けることで、使い込みを防ぎ、貯蓄のモチベーションを保てます。
- 目的別口座を作る: 「教育費」「住宅購入費」「旅行資金」「老後資金」など、目的別に口座を分ける(バーチャル口座機能があるネット銀行が便利です)。
- 目的が明確だと頑張れる: 「この口座は旅行のため!」と明確な目的があれば、貯蓄を継続する意欲が高まります。
まとめ:あなたの「貯蓄目標」は、未来への投資!
毎月いくら貯金するか、その目標設定と継続は、決して簡単なことではありません。しかし、
- 明確な「毎月の貯蓄額」目標を設定する
- 手取りの10%~20%を基本とする
- 「先取り貯蓄」「家計の見える化」「固定費の見直し」を徹底する
- 「ゲーム感覚」で楽しく続ける工夫をする
これらのコツを実践することで、あなたは着実に貯蓄を増やし、将来の不安を解消し、より豊かな人生の「選択肢」を手に入れることができるでしょう。
さあ、今日からあなたにぴったりの貯蓄目標を見つけて、未来のための投資を始めてみませんか?

ゆとり君はどのぐらいするの?

僕は衝動買いが多いので、お恥ずかしながら全然貯金がありません。