投資

積立金額でこんなに差が! 新NISA×長期投資で未来が変わる

president

多くの金融機関では、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)を活用し、月々100円や1,000円といった少額から投資を始めることができます。最も重要なのは、無理のない範囲で継続することであり、積立金額は途中で自由に変更することも可能です。

株式会社FPO 株式投資のプロが高騰期待銘柄を絞り込み【旬の厳選10銘柄】

積立額別シミュレーション(利回り5%、運用期間別)

【グラフ①】積立額×運用期間のシミュレーション結果

月額10年後20年後30年後
3万円463万円1,217万円2,446万円
5万円772万円2,029万円4,077万円
10万円1,544万円4,058万円8,154万円

🔹 ポイント

  • 長期積立の効果は大きく、30年継続すると元本の約2倍以上の利益が見込まれる。
  • 預金との比較でも、新NISAによる資産の伸びは圧倒的。

1. 少額(月1,000円〜1万円)の積立投資

● 積立シミュレーション(想定利回り年率5%、運用期間20年の場合)

  • 月1,000円:元本24万円に対し、運用益約17.1万円 → 資産総額 約41.1万円
  • 月5,000円:元本120万円に対し、運用益約85.5万円 → 資産総額 約205.5万円
  • 月1万円:元本240万円に対し、運用益約171万円 → 資産総額 約411万円

また、月1万円の積立を10年間続けた場合の期待資産総額は、

  • 利回り3%で約139.8万円
  • 利回り5%で約155万円

● 推奨される投資内容

  • 低コストかつ国際分散型のインデックスファンドが推奨されます。これにより、価格変動リスクを抑えながら、世界経済全体の成長に連動したリターンが期待できます。
  • 具体例:
    • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
    • SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)
    • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

少額投資(月1,000円〜1万円)のケース

【グラフ②】月1,000円/5,000円/1万円積立 × 20年運用(利回り5%)

月額元本運用益資産総額
1,000円24万円約17.1万円約41.1万円
5,000円120万円約85.5万円約205.5万円
1万円240万円約171万円約411万円

📌 推奨ファンド例

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • SBI・全世界株式インデックス(雪だるま)
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド

2. 中程度(月3万〜5万円)の積立投資

● 積立シミュレーション(想定利回り年率5%、運用期間20年)

  • 月3万円:元本720万円 → 運用益 約513.1万円 → 資産総額 約1,233.1万円
    • 利回り別シミュレーション:
      • 年率3%:10年後 約419万円、20年後 約984万円、30年後 約1,748万円
      • 年率5%:10年後 約463万円、20年後 約1,217万円、30年後 約2,446万円
      • 年率7%:10年後 約513万円、20年後 約1,522万円、30年後 約3,508万円
  • 月5万円:元本1,200万円 → 運用益 約855.2万円 → 資産総額 約2,055.2万円

● 推奨される投資内容

  • 月3万円程度の積立は、長期でコツコツ続けられる方や他に十分な貯蓄がある方に最適です。
  • 推奨ファンド:
    • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
      → 世界中に広く分散投資ができ、特に米国市場の成長が収益の柱となります。信託報酬も業界最低水準。
  • また、新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を併用できるため、
    • つみたて投資枠では安定的に積立を継続しつつ、
    • 成長投資枠では高配当株やETFなどを活用した戦略的投資も可能です。

中程度の積立(月3〜5万円)

【グラフ③】月3万円の積立と利回り差による資産比較(運用期間30年)

📊 折れ線グラフ(3%、5%、7%の利回り別)

利回り30年後の資産額
3%約1,748万円
5%約2,446万円
7%約3,508万円

📌 運用戦略の柔軟性

  • 成長投資枠との併用で、つみたて×一括のバランス投資が可能。
  • インデックス投信+一部高配当ETFを加える戦略も有効。

3. 上限に近い金額(月10万円)の積立投資

● 積立シミュレーション(想定利回り年率5%、運用期間15年)

  • 月10万円:元本1,800万円 → 運用益 約872.9万円 → 資産総額 約2,672.9万円

この場合、新NISAの非課税保有限度額1,800万円を15年で使い切る計算になります。

● 推奨される投資内容

  • 月10万円(年間120万円)の積立は、年間投資枠の上限を活用する形になります。
     資金に余裕がある場合には、より高い複利効果を見込んだ効率的な資産形成が可能です。
  • ただし、生活に支障が出るような無理な金額設定は避けるべきです。
  • 年間120万円を超える資金を投資に充てたい場合には、**成長投資枠(年間240万円)**の活用も検討しましょう。

上限に近い積立(月10万円)の資産成長イメージ

【グラフ④】月10万円×15年積立=新NISA上限活用例(利回り5%)

月額元本運用益資産総額
10万円1,800万円約872.9万円約2,672.9万円

🔸 このケースで、新NISAの生涯非課税枠(1,800万円)を15年で使い切る計算に。


4. 預貯金との比較:長期積立でどれだけ差が出るか

【グラフ⑤】月3万円×60年間:新NISA vs 銀行預金(利回り0%)

預貯金新NISA(年利5%)
約2,160万円約8,316万円

🧠 差額:約6,156万円
→ 時間×運用×非課税の効果が圧倒的。

年代別ポートフォリオの考え方

積立金額だけでなく、年代ごとの資産形成目的やリスク許容度も踏まえてポートフォリオを設計することが重要です。

● 20〜30代

  • 教育資金や住宅購入など将来に向けた資産形成のスタート期。
  • 成長性のあるファンドやバランス型ファンドを中心に、リスクを取りつつ長期で育てる運用が推奨されます。

● 40〜50代

  • 資産形成の中盤。老後を見据えながら、リスクとリターンのバランスを重視
  • 推奨ファンド例:
    • ひふみプラス
    • たわらノーロード 全世界株式(除く日本)

● 60代以上

  • 定年後の生活を見据えた守りの運用が重要。
  • 推奨ファンド例:
    • eMAXIS Slim バランス(全資産成長型)
    • ニッセイ・ダイナミック・バランス50(債券重点型)

月々の積立シミュレーション(利回り5%想定)

月額10年後20年後30年後運用益(30年)
3万円約463万円約1,217万円約2,446万円約1,366万円

● 預貯金との差

例えば、20歳から80歳まで毎月3万円を積立した場合:

  • 預貯金のみの場合:元本2,160万円
  • 新NISAで年利5%運用:最終資産 約8,316万円

差額:約6,156万円の差が生まれる可能性もあります。


積立額の変更の柔軟性

  • 積立金額は、ネットバンキングや証券会社のアプリからいつでも変更可能です。
  • ライフステージや収入状況に応じて無理なく調整できるため、継続のしやすさも大きなメリットです。
  • また、ボーナス月に積立額を増やす「ボーナス設定」も活用できます。

まとめ

新NISAは、非課税枠の拡大・保有期間の無期限化・投資枠の再利用といった点で、これまで以上に柔軟で使いやすい制度となりました。

特に「つみたて投資枠」を活用した長期・積立・分散投資は、初心者にとっても取り組みやすく、資産形成の基本に適した方法です。

  • 無理のない積立額設定
  • 低コスト・分散型のインデックスファンドの選択
  • 長期保有による複利効果の最大化

これらを意識することで、将来のライフプラン実現に大きく近づくことができます。

不安や不明点がある場合は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家へ相談することも有効です。ご自身にとって最適な運用計画を立てることが、新NISA活用の成功の鍵となるでしょう。

株式会社FinancialAcademy 【株式投資スクール、外貨投資・FXスクール】会員募集
ABOUT ME
かいちょう
かいちょう
学校の先生
はじめまして!神奈川県横浜市出身のかいちょうです。 AIと資産運用は、私たちの未来の働き方や暮らしを大きく変える、最も重要なテーマだと感じています。このブログでは、そうした最新の情報を皆さまに分かりやすく、そして楽しくお届けすべく、日々奮明しています。 専門的な話だけでなく、趣味の化粧品集めやPCの配線整理を通して、日々の生活の中にも「お金」や「効率」のヒントを見つけられるような記事も発信していきたいと思っています。 皆さまと一緒に、豊かな未来を築いていけることを楽しみにしています!どうぞよろしくお願いいたします。
記事URLをコピーしました